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~師(マスター)としての取組み〜

 皆さまこんにちは!
 突然ですが、私の身内には医師、薬剤師、教師、税理士や公認会計士など「師」や「士」という業を営む方々が多くいます。
 「師」はその名のとおりマスターです。「士」はその役職柄、民の上に立つ者という意味があるそうです。
 ちなみに、公務員の「員」は人という意味だそうです。公務に従事する人、すなわち公務員ですね。

狩猟試験に合格しました!!

 突然ですがこの度、狩猟試験に合格し、猟師としての第一歩を踏み出すことになりました。厳密に言うと、まだ登録が完了していないので正式な猟師ではありませんが、人生で初めて「師」という資格を取得できたことに感無量です。今回私が取得した免許は以下の2種類です。

  • 第一種猟銃免許(散弾銃、ライフル銃)
  • わな猟免許

なぜ狩猟なのか?

 法人を設立してその代表という役職に就任し、色々と組織や事業について真摯に考えるようになりました。もちろん、社団法人として時代の流れやニーズに応じて、今後も地域支援を目的とした様々な事業を展開していく予定ですが、何か社会貢献制の高い事業を実施したいという強い思いが設立当初からありました。

 狩猟に興味を持ったきっかけは、ふるさと納税を利用してジビエ肉を経験したことでした。熊肉は上質な牛肉、猪肉は野生味溢れる豚肉、鹿肉は少し癖がありますがカロリーが少なく鉄分が豊富で優秀な健康食です。しかしながら、これらの獣は里山に降りて人に被害を加え、田畑を荒らす有害獣です。有害鳥獣による被害防止として猟友会の猟師による駆除が期待されており、猟師は里と山の境界を守るガーディアンとして重要な役目を担っていると言えます。

 しかしながら、猟師の高齢化が進み有害駆除が十分に行き届かず、農作物や人的被害が拡大している地域が全国で多くあります。特に大津は街と山が近く、山間には田畑を中心とした1次産業を営んでいる方がたくさんいらっしゃいます。そのような方々にとって鳥獣被害は非常に深刻で、市議会においても頻繁に議論されています。

法人として貢献したいこと

 まずは鳥獣害駆除に関する現状や課題を知る必要があると考えました。その上で課題解決を図っていくということが当法人の基本的なスタイルです。その為には、自らが猟師となり、猟友会の一員として現場に出る必要があると考えました。また、狩猟の面白さや楽しさというものを、当法人が得意とする様々なプロモーション手法を活用して発信できればと考えております。また、将来的には狩猟鳥獣の有効活用等も検討したいと思います。学習・観光体験コンテンツとして、ジビエ肉として、毛皮等を活用した加工品としてなど、可能性は無限にあるのではないでしょうか。
 当面は猟師としてしっかりと経験を積んでから事業範囲の拡大等を検討できればと考えております。私がお世話になる支部には、今年若い猟師さんも入会するようなので新たな出会いがとても楽しみです。

今後について

 新人猟師として今年の猟期から早速活動を開始する予定です。諸事情により、今期は猟銃を所持せず、罠猟で勝負しようと考えています。楽しいことはもちろん、そうでないこともある世界なので、出来るだけリアルな現実を皆さまにお届けできればと思います。今回も最後までお読み頂きありがとうございました!

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