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お知らせ

三井寺妖怪ナイト2023

みなさんこんにちは!
 前回の西教寺と旧竹林院のライトアップに続けてまた夏のイベントのご紹介です。
今回は、三井寺の妖怪ナイトの初日にご招待頂きました。こちらのイベントは期間限定となっており今年はすでに終了致しました。とても楽しいイベントなので、ご興味のある方は是非、来年のご来場を心よりお待ちしております。

園城寺(三井寺)

 滋賀県大津市、琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有する三井寺は、正式名称を「長等山園城寺」といい、天台寺門宗の総本山となります。また、今年の5月にはユネスコが世界各地に残る古文書を「世界の記憶」に登録することを決めました。三井寺では所有している平安時代の文書が登録されました。

妖怪ナイト

 夏の夜のイベントと言えばお祭りや花火をイメージされる方が多いかと思います。日本古来の妖怪を切り口に、お寺でイベント行うことは革新的だと感じました。元々お寺には参道と言われるルートが確立されているため、後はそのルートに沿って魅せ方を工夫することでコンテンツとして完成します。

 妖怪のマスクや衣装は京都の嵯峨美術大の学生さんが手掛けられているとのことです。毎年新しい妖怪が登場しており、見ていて本当に楽しいです。ちなみに滋賀県の妖怪と言えば「もののけ姫」にも登場した「ダイダラボッチ」が有名ですが皆様ご存知でしたでしょうか?妖怪を活用した地域振興と言えば、「ゲゲゲの鬼太郎」の境港が有名ですね。

 個人的に日本の妖怪は地方創生の要となるコンテンツになり得ると考えております。皆さまがよくご存知のこの「河童」ですが岩手県遠野市にその伝説が残されているそうです。「河童」と言えば、子供の頃にテレビで見た黄桜のCMがセクシーで今でも強く印象に残っています。そのくらい妖怪が与えるインパクトは強いということでしょうか。

 世界各国に様々な妖怪や幽霊がいますが、日本ほどバリエーションに富んだ国はないと思います。そもそも百鬼夜行という言葉が存在するのも日本くらいではないでしょうか。話は変わりますが、日本のホラー映画のクオリティーは非常に高く、いくつもの作品がハリウッド作品としてリメイクされています。ただ映像で迫る恐怖だけではなく、心理的に迫ってくる恐怖の中に、日本古来の妖怪に対する「畏れ(畏敬の念)」が描写されていることでさらに海外作品と差別化出来ていると感じます。

 今年も存分に楽しませて頂いた「三井寺妖怪ナイト」ですが、個人的に一番印象に残ったのはこちらの露店に並んでいた狐たちでした!
 来年の開催を楽しみにしてます。もしかして妖怪コスプレして参加するかも。。。

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