皆さまご無沙汰しております。
標題の件について、令和7年7月11日(金)~15日(火)の期間に訓練参加を予定しております。
自衛隊の規約上、今回の訓練にはパソコン等の電子機器の持ち込みが制限されており、携帯電話についても緊急時以外の使用が出来ないこととなっております。
ご不便をおかけして申し訳ございませんが、当該期間中のお問い合わせ等につきましては対応にお時間を要しますこと、ご理解のほどよろしくお願い致します。

訓練内容
一般に公開されている内容では、予備自衛官(技能)は5日間で以下の項目について訓練や検定が実施されます。
- 精神教育・防衛講和・制度教育等
- 野外衛生・体育訓練・基本教練
- 武器訓練・射撃予習
- 体力検定・射撃検定
- 職務訓練
予備自衛官補との違い
予備自衛官補(技能)は入隊から2年以内に10日間の訓練を受けなければなりませんが、それを卒業して予備自衛官(技能)として任用されると年間5日間の訓練を受けることとなります。訓練内容の大きな違いとしては体力検定と射撃検定が入ってくることでしょうか。後は課業後に外出が出来るという噂ですが。。。私の場合は今年が予備自衛官(技能)としての最初の訓練になりますので詳細は自分の目で確かめたいと思います。

自衛隊を取り巻く環境の変化
自民党の石破総理が就任する際の公約として自衛官の待遇改善が挙げられていました。その一つに予備自衛官の処遇改善も盛り込まれていたようです。具体的な改善内容は以下のとおりです。
- 予備自衛官手当:4,000円/月→12,300円/月
- 訓練召集手当:8,100円/日→11,000円/日
- 勤続報奨金:0円→70,000円(3年)
1年あたりの手当が約9万円から約23万円と約2.5倍の改善となっています。この手当の改善は30年以上振りとのことで、これらの内容を含んだ改正防衛省設置法が令和7年5月21日に開催された参院本会議で可決されました。
さらに石場総理は今年に入り、公務員が有給休暇で訓練に参加する状況について来年度見直しを行うよう関係閣僚に指示したとのことです。(※現状では地方公務員の方が予備自衛官になるためには兼業許可が必要となりますので所属の人事部署にご確認ください。)
様々な状況が改善されて多くの方が予備自衛官に挑戦できることは素晴らしいですね!何と今年は猟友会日吉支部の仲間が予備自衛官補に採用されました。

最後に
また訓練が終わりましたら、可能な範囲で皆さまにもその内容や感想等を共有できればと考えております。訓練期間中は何かとご不便をおかけ致しますがよろしくお願い致します。
一般社団法人Studio Biwako 理事長 山田 創